COLUMN

【Dr.スティーブン相談室】

子育てを終え、仕事に戻るかどうか迷っています。社会復帰して仕事に戻るのが怖い気持ちがあります。
一方、このまま主婦として生きていくと、社会から取り残されるように思えて、それもまた怖いのです。

「優しいのに無敵」をお読みになっていただいた読者の方や、Dr.スティーブンのトークイベントに参加された方のアンケートの中で、ちょっとした悩みや、ご相談をいただくことがありました。
第六回も、Dr.スティーブンからの素敵なメッセージをお届けいたします。

 

子育てを終え、仕事に戻るかどうか迷っています。

【お悩み】
「子育てを終え、仕事に戻るかどうか迷っています。社会復帰して仕事に戻るのが怖い気持ちがあります。一方、このまま主婦として生きていくと、社会から取り残されるように思えて、それもまた怖いのです。」
(40代女性)

 

あなたの興味のあることから始めてみてください。たくさんの選択肢があります。

なにかのリスクを取るのは本当に怖いことでしょう。社会復帰のコツは、あなたの能力と素質に見合った場を見つけることです。多くの女性が20年間も仕事から離れ、家事を引き受け、子育てをしてきました。今度は、自分を大事にするときなのです。

まず、あなたの興味のあることから始めてみてください。趣味でもいいですし、何かを学ぶ、新しい活動やアートを始めるなど、たくさんの選択肢があります。いろいろ想像してみてください。人と話し合うことでインスピレーションが得られることもあるでしょう。

恐怖心に向き合うことは大切です。恐怖心から逃げずに、居心地の良いコンフォートゾーンから出るのには、誰でも勇気がいります。けれど、私たちが恐れることのほとんどは、現実には起こりません。片足だけでも勇気を出して一歩踏み出すことにトライすれば、あなたは成長と発展のチャンスを得ることができるのです。自分の居心地の良いところから脱出することが大事なのです。

KFC(ケンタッキーフライドチキン)の創設者カーネル・サンダースは、65歳までまったく成功しませんでした。現パーソナルテンプスタッフを起業した篠原欣子が、東京のアパートで人材派遣会社を始めたのは39歳のときでした。彼女は一代で日本初の女性億万長者となりました。年齢は関係ありません。出世することだけが重要なわけでもありません。

重要なのは、あなたが誇りに思う人生を送ることです。恐怖心に自分の人生を支配させず、勇気を持って、自分の夢と情熱を追求する努力を続けて、充実した人生を歩んでください。毎日、「今日はどんなおもしろい一日になるのだろう?」という姿勢であなたの人生を生きてください。

BOOK