COLUMN

【Dr.スティーブン相談室】

仕事にしがみついている?
やみくもに成果や評価を追い求めることに疑問を感じてしまいます。

「優しいのに無敵」をお読みになっていただいた読者の方や、Dr.スティーブンのトークイベントに参加された方のアンケートの中で、ちょっとした悩みや、ご相談をいただくことがありました。
そこで、今後、定期的に、皆様の気持ちが少しでも穏やかでいられますよう、Dr.スティーブンからのメッセージをお届けしていきます。

まず第一回はこちら

 

やみくもに成果や評価を追い求めることに疑問を感じてしまいます

【お悩み】
「仕事は頑張りたいが、ときどき、やみくもに成果や評価を追い求めることに疑問を感じてしまいます。自分は仕事にしがみついているだけではないか?とも…」
(30代男性)

 

まずは、今日やるべきなにかを見つけましょう

仕事を頑張るということは、あなたにとって、とても良い“核心的な支え”となります。目標を達成する、生産的であるという事は、あなたの心にとっても良いことなのです。
その一方で、年齢を重ねた人たちにとって、自分が役に立つ場所(会社のポジション)を失うことはとても辛いことになります。だから、“仕事を頑張ること”が“仕事にしがみついていること”のように感じられてしまうのも当然です。おまけに、よく出来る人ほど、何かを生み出そうとし、会社の役に立ち続けるため、環境に適応し、ますます頑張ろうとしますから。

ただ、私たちが周りの人々、家族や友人、あるいは社会の役に立ち、高度な充実感を得るためには、今以上の貢献方法を見つける必要があります。

たとえば、私の叔父は、扱いにくい十代のための教師役をボランティアで行っていました。若者たちが少しずつ学ぶ喜びを取り戻す姿を見て、叔父自身もとて
も大きな喜びを感じていたようです。
世のため人のために役立つ習慣を身に着けることは素晴らしいことで、後々、それは深い生きがいにつながります。

まずは、今日やるべきなにかを見つけましょう。そして、人生を通じて常に変化に適応しようとすることで、誰かの役に立つばかりではなく、自分自身も幸せでいられるのです。

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